昔、三菱の鉛筆の先を鉛筆削り機で、削った後、机の上に並べて、「フンヌ!」と言って、目の前の削れた鉛筆の先が尖っているかどうかを0.1以下の眼力で、視点を先に合わせて集中して検査していた。
それをはたからみていた受験組でない人たちには、鉛筆に念力を送っているように見えたらしい。受験組でない人たちは視力2.0である。
どうやったら受かるのと、受験組に聞かれたが、「さぁ。」と、私もわからなかった。
一応眼力が0.1だから、それまで落とすほど本を読んていたら受かるんじゃない?と言っていたが、本気で落とした人は、余計受からなくなったと泣いていたので驚いた。
三菱の鉛筆で本命を落としたのは本当である。鉛筆の先を総代だと思って、総代の行く先を当てたらあとから入って受かったのだ。
はたからみたら、本当は人の努力は見えないところで発揮するが、個人差もあるのであまり頼らないほうがいいと思う。
鉛筆だおしで大学を選んだと行った前の総長さんは、朝から太陽の昇る公道を計算していた時の私の行動を見ていたので(家が斜め前)よく物理感覚で入ったと褒められた。
制服の色ではなかったらしい。
筑波大学附属でよく頑張ったと思う。朝永振一郎の机も見たんだろうか?一瞬聖徳太子を狙ってほしい、一万円札だからと思ったこともあったが、出来たら頑張って上を狙ってほしい。
応援している。
そう願う。